2013年9月に開校した「こすぎの大学」も、みなさんのご支援のおかげで3周年を迎えることができました。
第46回「こすぎの大学」は、「武蔵小杉とこすぎの大学」と題して、アンケートで「もう一度聞きたい授業」の上位に選定されたトイレ研究家 白倉正子さん・こすぎトラベラーズサロン 真鍋靖子さん・こすぎ朝学 小池淳一さん、そして、コワーキングスペース「You+」の末永大二郎さんを加えた4名によるパネルディスカッションを通じて、これまでの3年間の歩みを振り返りました。
【日時 】2016年12月9日(金) 19:28~21:15 ※受付開始は19:00~
【場所 】中原区役所 5階 会議室
【先生役】トイレ研究家 白倉正子さん
こすぎトラベラーズサロン 真鍋靖子さん
こすぎ朝学 小池淳一さん
【参加者】46名
3週年記念イベントの様子を丸山さんがムービー撮影し、編集してくださいました。ムービーは2つあります。
ムービー① オープニングとパネルディスカッション
ムービー② クロージング
Q.「こすぎの大学」の印象は?
真鍋靖子さん
「こすぎの大学」で出会った方と他のコミュニティで一緒になる機会が多い。武蔵小杉のコミュニティの中心。
小池淳一さん
「こすぎの大学」参加者は意識高い系の人が多い。普段とは違う知識を得たり、自分もアイデアを提供したり、新たな気づきを得られる場。参加者の方々も魅力的な方ばかりで、「自分の当たり前は他人の新鮮」というスタンスで「こすぎ朝学」や「こすぎの大学」で発信すると、さらに良い街になる。
末永大二郎さん
「こすぎの大学」や「こすぎ朝学」を通じて、多くのコミュニティがYou+で開催されるようになった。
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Q.先生役で登壇する前と登壇した後での生活の変化は?
白倉正子さん
facebookが武蔵小杉の話題で埋まるようなった(笑)。「こすぎの大学」参加者は民力が高い。積極的に街づくりに参加しようという意識が感じられるし、行動になっている。私も武蔵小杉の仲間に入れてほしい。
真鍋靖子さん
登壇した後、ママ友以外の地元の友だちが一気に増えた。趣味や興味で語れる友だちができたことのうれしさ。「真鍋さんでもできるんだったら、私にもできる」というように多くの方々に感じてもらって、コミュニティ活動が増えることを願っている。
小池淳一さん
「こすぎ朝学」をスタートしてからイキイキしていると言われるようになった。そして、自分自身が好奇心旺盛だということに気づいた。
末永大二郎さん
コワーキングスペース「You+」をスタートしてから「こすぎ朝学」をはじめとするコミュニティに加えて、商店街の活性化にも関わるようになった。
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Q.研究家としての活動やコミュニティ運営を通じての楽しさや苦労
小池淳一さん
好きでやっているので苦労はない。ワクワクが大きくて、イベント当日は早起きするくらい。今は、良い意味で慣習化できてチカラの抜けるようになった。「どうして、こんな活動をしているの?」と言われた時はショックだった。今は、その人に「どうして活動しないの?」と問いたいくらい。お金を支払ってでも活動を続けたい。
真鍋靖子さん
私は「旅バカ」。コミュニティは副産物。参加者の方々の旅の話を聴くだけで大満足。苦労は「こすぎトラベラーズサロン」を始めたら肝心な旅行に行けなくなってしまった(笑)。目的と手段を見誤らないように、今は開催頻度を月2から月1に変更した。
白倉正子さん
facebookで「今日もトイレ」で1日1投稿に挑戦中。自分なりのトイレ修行だったんだけど、繋がっている人が世界のトイレの写真を送ってくれたりする。ソーシャルメディアが情報収集だけでなく、人との接点になっている。「臭いものにはフタをしろ」でなく、「臭いもののフタは開きたい」という好奇心に溢れた人と繋がれるのが楽しい。
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Q.武蔵小杉のコミュニティに感じてること
末永大二郎さん
小さなコミュニティが緩やかに繋がっているのは、とても心地よく、健全な環境だと感じている。自分の興味や関心をテーマに小さなコミュニティを立ち上げてもらうと、さらに武蔵小杉は楽しくなっていくはず。
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Q.最後に一言ずつ
小池淳一さん
アフリカのことわざ「早く行きたいなら一人で行きなさい。遠くまで行きたいならみんなで行きなさい」。「こすぎ朝学」の規模拡大は考えていない。対話ができる小さなコミュニティやカフェが増えると武蔵小杉の街はもっと良くなる。
真鍋靖子さん
「こすぎトラベラーズサロン」を立ち上げたもう一つの理由は、自分の住む街を良くしたいから。ただし、思っているだけでは実現しない。みんな一人ひとりの小さな思いが「ポッ、ポッ、ポッ」と点いて、幸せの灯火を紡いでいき、安心で幸せな街にしたい。
白倉正子さん
「こすぎの大学」に参加するのが自分へのご褒美・・・というエピソードを聞いて感動した。武蔵小杉の未来が楽しみ。元気な高齢者が集う街のモデルケースになるのでは。
授業のゴール「「こすぎの大学」の部活をつくる」
1時限目(グループワーク)
パネルディスカッションで気になったキーワードと理由をグループの方々とシェアしてください。
2時限目(個人ワーク)
こすぎ朝学やこすぎトラベラーズサロンのように自分が参加したい、自分がやりたい部活(活動)を画用紙に書いてください。
3時限目(グループワーク+発表)
自分がやりたい部活(活動)を抱えながら会場を歩いてください。まずは、無言でみんなの部活を見てください。1分後に合図をしますので、その後、同じような部活同士の人で集まって内容を紹介し合ってください。
グループ発表「2017年にスタートしたい部活を発表してください」