第36回「こすぎの大学」がスタートしました!

企画編集ユニット「6355」のやぎちゃんです。

 

第36回の今日は、「こすぎの大学~武蔵小杉と多摩川~」と題して、体験型「防災キャンププログラム」を通じて災害被災時に役立つノウハウを伝授する、STEP CAMP代表・寒川一さんにご登壇いただいております。

 

キャンプでやっていることは、ライフラインを自前で用意して、そこで使うエネルギー効率をいかに最大化するかということだということで、これを災害に活かすと、ひとつの鍋で、しかも、同じ水で、100人規模のお米が衛生的で簡単に炊けてしまうジップ袋を使った方法や、牛乳パックが500mlの水を沸かす燃料に変えられる方法など、普段はたいしたことないと思えるものが、災害時には命を繋げる価値に代わることを教えて頂きました!

 

また、熊本の震災に触れ、自家用車のエコノミー症候群で亡くなる事例の根底にはトイレ問題があると解き、女性やこどもを中心にトイレに行きたくないので、飲み物をあまり飲まないようにしてしまい、そして、エコノミー症候群になりやすくなってしまうというようなことも多いんだそう。

 

折角震災を生き延びても、そのあとに目を向けないと、大切な命が失われてしまうことに参加者のみなさんも真剣に聞き入っていました。

 

防災と聞けば、色々とものを備えていれば良いと思いがちですが、長い余震の期間も含めて、命を繋げていくにはどうしたら良いかという本質的な課題を、わたしたちに問いかけているんだなとしみじみ思いました。