第42回「こすぎの大学~武蔵小杉のトイレから地球革命~」(2016年9月9日)

白倉正子さん
白倉正子さん

第42回「こすぎの大学」は「武蔵小杉のトイレから地球革命」と題して、トイレ研究家 白倉正子さんを先生役としてお迎えしました。

当日は、白倉正子さんの活動や思いをご紹介していただいた後、参加者のみなさんと共に「トイレから地球革命」を探求しました。

 

【日時 】2016年 9月 9日(金) 19:28~21:15 ※受付開始は19:00~ 

【場所 】中原区役所 5階 会議室

【先生役】トイレ研究家 白倉正子さん

【参加者】28名

 

 

<先生役のプロフィール>

 

トイレ専門企画会社「アントイレプランナー」代表。

1973年群馬県生まれ。多摩大学の卒業論文でトイレをテーマに執筆。卒業と同時にトイレ専門企画会社を創業。

「トイレから地球革命!」を合言葉に、トイレに関する企画・講演・商品開発など幅広く活躍中。「マツコの知らない世界」などTV・ラジオ等メディア出演多数。

2015年には「外国人観光客のトイレ対策」を研究。著書に『わたしの人生は「トイレ」から始まった!』(ポプラ社)。日本トイレ協会理事。3児の母。夫はトイレ診断士1級。


授業風景


先生“役”からのお話し

<キーノートスピーチのサマリー>

 

●トイレのイメージの変化排泄する場所
「汚い・くさい」からリラックスできる場所「快適」に変化

 

●トイレの基本3分類と最近のトレンド

家庭用: 洋式、減少する小便器、温水洗浄便座の普及、座りション

公共用: キレイ、混雑緩和、多機能トイレ対応による「だれでもトイレ」増加

持ち運び系

 

●面白いトイレ、そして、東京2020に向けて

水槽トイレ(明石市)、世界一広いトイレ(千葉県)、しゃべる音声トイレ、エコロジー(バイオ式)、女性用仮設トイレ、備蓄トイレ

 

●世界のトイレの現実と、武蔵小杉のトイレ

世界では3人に1人がトイレを使えない。毎日1,600人が下痢で死亡。紛争地での安全確保・女性人権確保のためにもトイレが大切。

武蔵小杉(駅の近郊)は「トイレが安心な街」 ※白倉さん認定


当日のプログラム

授業のゴールトイレから武蔵小杉革命! 

 

1時限目(個人ワーク)

白倉正子さんの話を聞いて、気になったキーワードをポストイットに書いてください。

 

2時限目(グループワーク)

白倉正子さんの話を聞いて、気になったキーワードと理由をグループの方々とシェアしてください。

 

席替え

 

3時限目(グループワーク)

理想的なトイレのアイデアを考えてください。

 

4時限目(グループワーク+発表)

東京2020まで4年。「2020年、武蔵小杉では、こんなトレイを用意しています!」というキャッチコピーを考えて、発表してください。


当日のアウトプット

グループ発表2020年、武蔵小杉ではこんなトイレを用意しています!

 

  • 小杉風と多摩川にのせて自然の中で自然に返す
    多摩川を眺めながら、タワーマンションを想像できる高台のトイレを設置。武蔵小杉でしか体験できない自然を満喫しながらの開放感。
  • 健康トイレ
    武蔵小杉在住の方々の健康を維持する健康トイレ。身体データを計測し、その人に会ったライフスタイルを提案。例えば、マルシェで美味しい野菜を食べてね!等。
  • ラグジュアリーな個室トイレ
    5分100円で満喫できるラグジュアリーな体験。美容設備だけでなく、WiFiなどの最新設備も完備。タワーマンションの最上階に設置して、夜空の近さもラグジュアリー感を演出。
  • トイレでスポーツ・IoT
    スポーツの街、かわさき。スポーツをした後に各種センサーで健康チェック。汗だけでなく、●●●も流してスッキリ爽快♪
  • -196°トイレ
    水と生きるサントリーさんとのコラボトイレ。多摩川の水で作った武蔵小杉限定-196°を楽しんだ後は、多摩川沿いに設置したトイレで一息。キレイに浄化して多摩川に戻して、多摩川と生きるを学ぶ。
  • ニートイレンピック
    トイレの選手権。如何にトイレ空間の過ごし方を楽しむか。例えば、出す選手権。量・質・色の総合力を競う。トレインアートは、以下にトイレを飾るか?便座に車を付けた便座レースでスピードを競ったり。
  • “運”地産地消
    川崎を徹底的に楽しむ。川崎野菜や果物を食べて、川崎で出す。川崎で地産地消するほどに川崎“運”が向上することは間違いなし!
  • ぬりかべ新聞 2016年9月号
    トイレの神様ならぬ、トイレの“紙”様(布?)の仲間、一反木綿もよろしくね♪

関連資料